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課題解決型プロジェクト「みんなの畑」始動

「みんなの畑」プロジェクトは、新潟県上越市の「耕太郎農園」と「Metagri研究所」が共に日本の農業が抱える問題解決にチャレンジする、課題解決プロジェクトです。

農家の高齢化や後継者不足によって作物が育てられなくなった土地が長期間放置されている「耕作放棄地問題」、耕作放棄地が増えることによるイノシシなどの野生動物による「獣害問題」、地球規模の二酸化炭素(CO2)濃度の上昇による地球温暖化が引き起こす農作物への影響(品質・生産量)など、日本における農業を取り巻く環境は厳しさを増しています。

新潟県上越市にある「耕太郎農園」を運営する高波耕太郎さんは、米や上越丸えんぴつナスなどの野菜作りに情熱を注いでいます。また、耕太郎さんは農業のサスティナビリティを高めるための取り組みに積極的に参加し、Metagri研究所のメンバーとしても活躍しています。

Metagri研究所は、Web3.0コミュニティを基盤として、サスティナブルな農業の実現を目指す「FarmFi」構想を推進してきました。2023年発足時より2年間はコロナ渦であることも影響し、オンラインを中心に活動を展開、農業とAIなどのテクノロジーとの融合を追求してきました。

そして2024年、Metagri研究所は日本の農業が抱える課題解決のため、FarmFiの具体的な活用を開始します。この動きの中で、耕太郎農園との連携により「みんなの畑」プロジェクトが立ち上がりました。このプロジェクトは、ブロックチェーン技術を活用した新しい農業経済圏(※1)の実証実験の場としても機能します。

「みんなの畑」プロジェクトを通じて、私たちは農業や食に対する新たな視点を得ることができます。地球環境との調和を保ちながら、安全で美味しい食材を供給するための施策をMetagriコミュニティメンバーと共に考え、実施していきます。

農家(耕太郎農園)が考える取り組み・想い

1.コミュニティ農園の提供
みんなの畑プロジェクトを通じて、Metagriメンバーやユーザーに農業体験の場を提供し、交流と学びの環境を創出したい。

2.NFTを活用した農業イノベーション
NFT(ノンファンジブルトークン)を使用して、農産物や農業体験の独自性と価値をデジタル化し、新たなユーザーにとっての価値体験の創出につなげたい。

3.地球温暖化問題への取り組み
宙炭(※2)を使ったカーボンニュートラルの取り組みにおいて、化学肥料を使用しない農作物の栽培を実践し有機農業の普及と地球環境改善への取り組みを推進したい。

4.様々な農業への関わり方へのチャレンジ
移住となるとハードルは高いが、都市と農村を結ぶ二拠点生活を通じて、農業への参加を促し、都市住民と農業を通じた関りを持ちたい。都市住民にとっても二拠点生活という新たなライフスタイルに繋げていきたい。

Metagri研究所が考える取り組み・想い

1.日本の抱える農業課題への取り組み
農家人口の高齢化に伴い、全国的に耕作放棄地が増加しているが、農地が減少し、地域の食料自給率 の低下であったり、農業が地域経済に占める割合が大きい場合、耕作放棄地の増加は地域の経済活動の縮小につながる可能性が高い。みんなの畑を中心として農業が抱える課題解決に向けてチャレンジしていきたい。

2.地方活性化
プロの農家を中心として、地方活性化に向けた新しい取り組みにトライし、共同作業を通じた地域コミュニティの活性化と世代間交流の促進を行いたい。

3.多様なスキルの活用
農業経験の有無に関わらず、個々のメンバーが自身のスキルを活かしてみんなの畑プロジェクトに貢献し多様な知識と技術の交流を促進させたい。

4.リアルな農業体験の提供
Metagriメンバーが実際の農業作業に参加し、地方創生活動に直接関わる体験を通じて、農業への理解と関心を深め、また、メンバーが自分事としてとらえ、能動的に行動できるメンバーが増えることにより、より一層のコミュニティ活性化につなげていきたい。

「みんなの畑」プロジェクトを通じて、新たな仲間になってくれる人たち(応援者)への想い

1.食するだけの農業から関わる農業への新たな価値発見
農業は農家が行うもので農業とは無縁で関係がないという志向から、食するだけではなく活動に参加することで社会課題解決の担い手の一人であることに対して新たな価値を発見してほしい。

2.食の安全と健康への意識向上
農業は農家が行うもので農業とは無縁で関係がないという志向から、食するだけではなく活動に参加することで社会課題解決の担い手の一人であることに対して新たな価値を発見してほしい。

3.非日常的な生活による精神的満足感の向上
都市生活者に農地での作業を通じて自然と触れ合う機会を提供することで、精神的なリフレッシュや ストレスの軽減を体感してほしい。また、農地の再生や食材生産に貢貢献することで得られる達成感により自己実現に繋げてほしい。

4.ワークライフバランスの改善及びアクティブライフの促進
都市と農村を行き来することで、仕事とプライベートのバランスが取れたライフスタイルを実現。また、農作業にて体を動かすことにより、健康維持・健康促進につなげてほしい。

5.コミュニティとの繋がり
都会においては、社会的なつながりの希薄化であったり仕事のストレスを抱え込んでしまうなどの孤独感を増加させる要素が多い。農業コミュニティとの交流を通じて、新たな人間関係を築き、孤立感の解消に役立ててほしい。

(※1)ブロックチェーン技術を活用した新たな農業経済圏イメージ

(※2)宙炭(そらたん)
名古屋大学発のスタートアップとして発足したTOWINGが開発した通常畑で3〜5年かかる土づくりをわずか約1か月で可能にする、植物の炭等のバイオ炭(多孔体)に微生物を付加し、有機質肥料を混ぜ合わせて管理した人工土壌の技術「高機能ソイル技術」を活用した、高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を開発・販売しています。
文章引用先:TOWING