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熊本県山都町 梶原耕藝(トマト農家)

熊本県山都町 梶原耕藝 代表

梶 原 甲 亮(かじわら こうすけ)

熊本県山都町在住。代々続く農家の7代目。九州大学法学部政治学科を卒業して熊本県庁に就職。子供が生まれ、食への関心が高まると共に「安心安全な食べ物を届けたい」「農業を夢のある仕事にしたい」という想いでUターン。現在、3兄弟の父親として日々学びながら農業を取り組んでいます!

趣味:カメラ、研究
好きな言葉:We have a Dream!!

梶原耕藝:https://kajiwara-kougei.com/
NFTコレクション:Metagri-Labo Tomato Collection(MLTC)
プロジェクトサイト:トマト×NFT」プロジェクト
Facebook:https://www.facebook.com/kousuke.kajiwara
Twitter:https://twitter.com/kougei_tf
Youtube:https://youtu.be/IdUZwfxknWE

県庁職員から農家の7代目へstory

200年以上も続く農家に生まれた甲亮さんですが、地域をもっと元気にしたい!という思いのもと、九州大学を卒業し県庁職員として社会人人生をスタートさせます。
家業の農家については定年退職をしてたら細々とやっていこう、とぼんやりイメージしてましたが、30代を迎え徐々に心境に変化が生まれてきます。意欲的に事業に取り組み地域を盛り上げている多くの経営者の方々とお会いする中で、「県庁職員という事業者をサポートする立場ではなく、自らがプレイヤーとなって地域を良くしていきたい!」という思いが強くなり、これまで感じてきた地域のポテンシャルと考えるとそれを実現できるはず、という確信に変わっていきました。
そんな甲亮さんの決意を聞いた奥さまはびっくりです。お子さまの学校のこと、生活環境のこと、生活費のこと…、何を考えても「うん」とは言えません。
しかし、甲亮さんの強い思いを聞き、実際に畑を訪れ、甲亮さんの思考を追体験していく中で2年という歳月を経て、一緒に頑張ろうという思いを固められました。

標高600m 熊本県山都町でトマトをメインに生産する梶原耕藝location

阿蘇山の南麓、標高600mにある熊本県山都町でトマトを中心に栽培している梶原耕藝。冷涼な気候と寒暖差という自然の恵みを生かして、単なる野菜ではなく「健康と幸せ」をお客さまにお届けしています。

耕:耕すこと、藝:植物を植える・栽培すること、という漢字を充てた「梶原耕藝」には、お客様に美味しい野菜をお届けしたいという思いが込められています。
先代が農業を始めたのが1807年、そこから200年以上に渡り代々農業を営んできた梶原家。6年前にそのバトンを受け継ぎ、7代目梶原甲亮さんの新たなチャレンジが始まっています。

熊本県山都町(ドローンから空撮)

こだわりParticular

トマトは農家さんによって大きく味が異なる作物です。なぜなら、水やりの量や環境づくりによって、トマトの樹の成長の仕方は大きく変わり、糖度もまったく違います。
糖度を上げるためには、水やりの量を絞って飢餓状態にするのが良いことは通説ですが、樹の力が弱くなってしまうというデメリットもあります。
代々続く「梶原耕藝」の7代目である梶原甲亮さんは、樹の成長を優先した栽培方法を実現しつつ、トマトの味わいを引き出す工夫を凝らしています。

梶原さんはトマトを直接お客様に届けることにもこだわりを持っています。
その理由は、お客様とより近い関係になって、トマトを食べる喜びを共有したいといった思いがあるためです。
手間をかけてでもトマトを1つ1つ箱詰めして、お客様に喜んでいただきたいと願いを込めながらトマトの発送を行っています。

梶原甲亮さん、トマトの樹と共に

就農して6年、いま感じていることfeeling

農業については素人に近い状態から就農して6年、日々栽培や経営などあらゆることを学びながら、自ら判断し実行したことがダイレクトに返ってくる世界で奮闘されています。安定した雇用環境で働かれたことを考えるとシビアな世界だと思いますが、そのプレッシャーをはるかに超えるやりがい、やる意義、充実感を感じられているようでした。
「ただ野菜をつくるだけでなく、食べていただいたお客様の課題を解決したい、幸せを感じていただきたい」という思いから、ご両親の代では行っていなかったダイレクト販売をスタート。夏のイメージが強いトマトですが、実は寒暖差が大きくなる晩秋のものは甘みと酸味が凝縮して特別美味しい、という日々トマトに向き合う農家だからこそ知っている価値を届けた「日の宮」は、感動されたお客さまからお手紙をいただいたほど。お客さまとの新しい関係性づくりをしていきたい!そんな思いをより一層強くされたエピソードです。

お客様の声voicec

梶原耕藝さんの「夏トマト」をご購入頂いた方から、続々と嬉しい声が届いておりますので、一部ですがご紹介します!

トマトが肉厚・新鮮で甘いと女性陣から好評でした♪(熊本県在住 K様)
味が濃く新鮮な野菜でした!(熊本県在住 S様)
ひとつひとつの味がしっかりしている。トマト、いっぱい入れてくれてありがとうございました!(三重県 S様)

また、「一度食べてみたい!!」というMetagri研究所メンバー一同の期待に応えてもらい、特別に梶原耕藝さんよりトマトを送って頂きました。メンバーで実施しました試食会の感想を画像と共にご紹介します!

甘味に逃げない、野菜としてとても美味しいトマトでした。
小腹がすいたときにグリルトマト、カットしてオリーブオイルと塩などで和えるなど、シンプルな食べ方で美味しくいただきました。(アキヤマ)

グリルトマトサラダ(イメージ)

甘みの強いトマトが主流になっているなか、酸味の強いトマトらしいトマトでした。カレーやミネストローネなど料理の材料にしたところ、色が綺麗で見た目も味も大満足でした。野菜好きな人がハマるトマトの予感がしました。(長 英一郎)

左:お手製カレー 右:ミネストローネ

通常のトマトともミニトマトとも違うサイズ感でちょうどいい大きさだなと感じました。味が濃く、シンプルにカットして食べました。ピザにして食べてみたかったなぁ。笑(ピスタチオン)

酸味がかなり強く、トマトらしさを感じました。 一度このような味の濃いトマトを食べると市販のトマトが物足りなくなるかも・・・
冷やしトマトラーメンは最高の一品でした!(農情人)

切って乗せるだけ! 冷やしトマトラーメン

編集後記author’s note


梶原耕藝が挑む『お客様と農家の新たな関係性づくり』
「お客さまと農家の新たな関係性づくり」に向けてチャレンジをする甲亮さんですが、まだ明確な答えはありません。いつか明確な答えが見るものですら無いかもしれません。それでも、生産者と消費者という貨幣のみで繋がった関係性から、新しい関係性づくりに向かっていきたいと考えています。
そのチャレンジの1つとして、投機目的ではなく「応援」「スポンサー」の証としてのNFTをきっかけとした関係づくりに取り組みます。自らが真っ先にチャレンジをし新たな道を切り開くことで、より多くの仲間が進みやすい道を作っていきたい、と力強く語っていただきました。
就農の話を聞いた時には反対をしていた奥さまですが、強い信念をもっていきいきと仕事に向き合っている甲亮さんを見て「応援するのみ!」と仰っている姿が印象的でした。

文章制作:アキヤマ 構成:mori

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