Vibe Codingで作ったアプリを”世界に公開”してみた! 農家でもできるWeb公開 超入門

Vibe Coding
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🌐 Vibe Codingで作ったアプリを”世界に公開”してみた! 農家でもできるWeb公開 超入門

GitHub + Vercelで、自分のPCだけで動いていたアプリに「世界共通のURL」を発行する

「前回、Antigravityで農薬希釈計算ツールが完成した! npm run dev でブラウザでも動いた!」
「…でも、これってパートさんのスマホでは見られないんだよね?」
「自分のパソコンを閉じたらアプリも止まっちゃうし…」前回の記事では、Antigravityを使ってアプリを 「作って」「自分のPCで動かす」 ところまでをご紹介しました。でも、せっかく作ったツールも 自分のパソコンの中だけ では意味がありません。
パートさんに「このURL開いて」と送れたら、それだけで現場が変わりますよね。今回は、いよいよ 「誰でもスマホからアクセスできるURLを発行する」 ところまでやります。

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この記事でわかること
  • 「ローカル」と「公開」の違い
  • GitHub(コードの保管庫)のアカウント作成
  • Vercel(無料の公開サービス)でURLを発行する方法
  • スマホで動作確認 → パートさんにURLをLINEで送るまで
  • Buildモードの「Deploy」との違い
🌱

🌱 「ローカル」と「公開」の違い

🖥️ npm run dev(前回)= 自分の畑で試し植え
自分だけが見に行ける。パソコンを閉じたら畑もなくなる。
🌐 Web公開(今回)= 直売所に並べる
誰でも好きなときに手に取れる。24時間営業。URLを共有 =「直売所の住所をLINEで送る」ようなもの。
npm run dev(前回) Web公開(今回)
見られる人 自分だけ URLを知っている全員
スマホ対応 同じWi-Fiなら△ どこからでも◎
PCを閉じたら アプリ停止 24時間動き続ける
URL localhost:5173(自分用) pesticide-calculator.vercel.app(世界共通)
🌱

📦 公開に必要な「2つの無料サービス」

📦
① GitHub(ギットハブ)
コードの保管庫
「種の保管庫。品種ごとに整理して、いつでも取り出せる」ようなイメージ
Antigravityで作ったコードを預ける場所。無料。Googleアカウントのように、最初に1回だけ登録。
🚀
② Vercel(ヴァーセル)
公開サービス
「無料の直売所。棚に並べるだけで、お客さんが24時間アクセスできる」ようなイメージ
GitHubに預けたコードを自動でURLに変えてくれる。無料。GitHubアカウントでログインするだけ。
💡
他にもNetlifyやFirebase Hostingなどのサービスがありますが、今回のReact + Viteアプリとの相性が最も良いのは Vercel です。手順も最少なので、こちらを使います。
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🔧 公開手順(5ステップ)

ステップ① GitHubアカウントを作る(5分)

  1. github.com にアクセス
  2. 「Sign up」をクリック
  3. 「Create an account」を選択
  4. メールアドレス、パスワード、ユーザー名を入力
  5. メールに届く確認コードを入力して完了
GitHubのサインアップ画面
GitHubのサインアップ画面
💡
ユーザー名は英語で。あとから変更もできます。
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ステップ② AntigravityとGitHubをつなぐ(3分)

GitHubアカウントを作っただけでは、Antigravityからコードをアップロードできません。
「AntigravityにGitHubアカウントを教えてあげる」 作業が必要です。

🌾
農業たとえ

「保管庫の鍵を、農場マネージャー(Antigravity)に渡す」ようなもの。鍵がないと荷物を預けられません。

この接続には GitHub CLI(ギットハブ シーエルアイ) というツールを使います。
難しそうに聞こえますが、Antigravityのチャットに頼むだけで自動でやってくれます。

方法A:AIに頼む(おすすめ!)

Antigravityのチャットに以下を入力:

📋 Antigravityへの指示文
GitHubにログインしてください。

AIが gh auth login コマンドを実行し、以下のような流れで進みます:

  1. ターミナルに 確認コード(8桁の英数字) が表示される
  2. ブラウザが自動で開き、GitHubのログイン画面が表示される
  3. 先ほど作ったGitHubアカウントでログイン
  4. 確認コードを入力して 「Authorize」 をクリック
  5. ターミナルに 「✓ Logged in as ○○○」 と表示されたら成功!
GitHub CLI認証:Run/Rejectの確認画面
確認コードの表示 → Runで進める
GitHub CLI認証成功:Logged in as NouJouJin
「✓ Logged in as NouJouJin」で成功!
💡
この作業は 最初の1回だけ です。一度つなげば、以降は自動的にGitHubと連携されます。

方法B:自分でやる場合(参考)

Antigravityのターミナルに以下を入力:

⌨️ ターミナルコマンド
gh auth login

表示される質問に以下のように答えます:

  • 「Where do you use GitHub?」→ GitHub.com
  • 「What is your preferred protocol?」→ HTTPS
  • 「Authenticate Git with your GitHub credentials?」→ Yes
  • 「How would you like to authenticate?」→ Login with a web browser

その後はブラウザで確認コードを入力して完了です。

💡
方法Aなら、この質問への回答もAIが自動で進めてくれます。「ログインして」の一言でOKです。
⚠️
うまくいかない場合

もし「gh: command not found」と表示されたら、GitHub CLIがインストールされていません。Antigravityのチャットに 「GitHub CLIをインストールして」 と頼めば、AIがインストールから対応してくれます。

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ステップ③ Antigravityからコードをアップロード(3〜5分)

方法A:AIに頼む(おすすめ!)

Antigravityのチャットに以下を入力:

📋 Antigravityへの指示文
このプロジェクトをGitHubにアップロードしてください。
リポジトリ名は「pesticide-calculator」でお願いします。

AIが git initgit addgit commitgit push を全部自動でやってくれます。

AIへの依頼→アップロード実行計画
AIに「GitHubにアップロードして」と依頼
GitHubリポジトリ作成完了
リポジトリ作成完了!コードがGitHubに保存された

方法B:自分でやる場合(参考)

ターミナルに以下を順番に入力:

⌨️ ターミナルコマンド
git init
git add .
git commit -m “初回アップロード”
git remote add origin https://github.com/あなたのユーザー名/pesticide-calculator.git
git push -u origin main
💡
方法Aで十分です。Antigravityの強みは「やり方を知らなくてもAIに頼めること」。ここでもその力を活かしましょう。
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ステップ④ Vercelと連携して公開(3分)

  1. vercel.com にアクセス
  2. 「Continue with GitHub」 でログイン(GitHubアカウントで認証)
  3. 「Add New Project」→ さっき作った 「pesticide-calculator」 を選択
  4. 設定はそのままで 「Deploy」ボタン をクリック
  5. 1〜2分待つと… 🎉 URLが発行される!
https://pesticide-calculator.vercel.app
Vercel:Import Git Repository画面
① GitHubリポジトリを選択(Import)
Vercel:Deploy設定画面(Vite検出)
② 設定はそのまま →「Deploy」をクリック
Vercel:Congratulations! Deploy完了
③ 🎉 Congratulations! URL発行完了!
🌾
「直売所の棚に並べ終わった瞬間。もう世界中から買いに来られる」ようなイメージ
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ステップ⑤ スマホで確認 → パートさんにURLを送る(1分)

  1. 発行されたURLをコピー
  2. スマホのブラウザで開いて動作確認
  3. LINEでパートさんに送信!
💡
QRコードを作ると便利

Google検索で「QRコード 作成」と検索 → URLを貼り付け → 生成されたQRコードを印刷して作業場に貼っておくと、スマホをかざすだけでアクセスできます。

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🔄 アプリを更新したくなったら?

Antigravityで修正 → GitHubにアップロード → Vercelが自動で再公開してくれる

💬
Antigravityのチャットで
「計算結果の文字をもっと大きくして」
🤖
AIが自動で修正
📤
「GitHubにアップロードして」
🚀
Vercelが自動で再Deploy
数分後、最新版に!
💡
Buildモードでは「再Deployボタン」を押す必要がありましたが、Vercel + GitHubの組み合わせは コードを更新するだけで自動的に公開版も更新 されます。
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📊 Buildモードの「Deploy」と何が違う?

Buildモードの公開 Antigravity + Vercelの公開
手順 ボタン1つ(超簡単) GitHub → Vercel(数ステップ)
カスタムURL × ○(独自ドメインも設定可能)
更新 手動で再Deploy git push で自動更新
機能の自由度 シンプルなアプリ 履歴管理・DB連携など本格対応
複数ページ
💡
使い分けのポイント
  • 「まず動くものを5分で公開」→ Buildモード
  • 「本格アプリを継続的に改善しながら公開」→ Antigravity + Vercel
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⚠️ 知っておきたい注意点

🚨
公開 = 誰でもアクセスできる

URLを知っていれば世界中の誰でも見られます。個人情報や機密データは絶対に入れないでください。

⚠️
無料枠には制限がある(でも農家ツールなら十分)

Vercelには Hobby(無料)Pro(月額$20〜)Enterprise(要見積もり) の3プランがあります。

Hobby(無料) Pro($20/月〜)
料金 $0(永久無料) $20/デプロイユーザー/月
データ転送量 月100GBまで 月1TBまで
ビルド時間 月100時間まで 月400時間まで
関数実行 月100GB時間まで 月1,000GB時間まで
ドメイン数 プロジェクトあたり50個 無制限
チーム利用 個人のみ チームコラボ対応
ビルド速度 通常 高速(キュー待ちなし)
独自ドメイン
SSL/HTTPS ○(自動) ○(自動)
💡

農家さんの現場ツールならHobby(無料)で十分です。 たとえば月100GBの転送量は、1ページあたり500KBのアプリなら 月に約20万回アクセスできる計算 です。パートさん数人で使う計算ツールなら、まず上限に達することはありません。

もし将来アプリが成長してアクセスが増えたら、そのときにProへのアップグレードを検討すれば大丈夫です。

⚠️
データはデバイスごと

前回の記事で触れた通り、LocalStorageはブラウザごとに独立しています。自分のスマホとパートさんのスマホでは データは別々 です。共有するにはデータベース連携が必要ですが、それは今後の応用編で。

🌱

✅ 今日から試せる!5分アクション

  1. github.com でアカウントを作成する
  2. vercel.com のトップページを眺めてみる
  3. 前回作ったアプリで 「公開したら、誰に使ってもらいたいか」 を1人イメージしておく

たとえば…

  • 「パートの鈴木さんに、散布前に自分で計算してもらいたい」
  • 「JAの営農指導員に見せて感想を聞きたい」
  • 「家族に自慢したい」(これも立派なモチベーション!)
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📐 シリーズ全体ロードマップ

テーマ レベル 状態
第1回 AI Studio チャットでコード生成 入門 ✅ 公開済
第2回 AI Studio Buildでワンクリック公開 初級 ✅ 公開済
第3回 Antigravityで本格アプリを作る 中級 ✅ 公開済
第4回(今回) Antigravityで作ったアプリをWeb公開 中級〜上級 ✅ 公開済
🌱

まとめ

  • 前回作ったアプリを GitHub(保管庫)+ Vercel(直売所) の組み合わせで世界に公開
  • GitHubアカウント作成 → GitHub連携 → コードをアップロード → VercelでDeploy → URL発行 の5ステップ
  • AntigravityならGitHub連携もアップロードも 「AIに頼むだけ」
  • 更新は git push するだけで 自動再公開
  • Buildモードは「手軽さ」、Antigravity + Vercelは「本格さと継続改善」が強み
  • 公開 = 誰でもアクセスできるので、個人情報・機密データは入れない
  • まずはGitHubアカウントを作るところから!
🌱

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この記事は農家の皆さんのAI活用を応援するために作成しました。
ご質問やご感想があれば、ぜひお寄せください。

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