編集不要! 写真をClaudeに渡すだけでリールが作れる
カメラロールに眠る写真が、AI活用でショート動画になる時代。
今回のテーマ
📸 写真だけで、リールを作る
スマホの写真を数枚渡して、言葉で頼むだけ。AIが“編集者”になってくれます。
畑や農産物の写真がスマホの中に眠っていませんか?
- 収穫の瞬間
- 朝いちばんのハウス
- できあがった加工品
せっかく撮ったのに、カメラロールに溜まっていくだけ。「動画にすればいいのは分かってる。でも、編集する時間も技術もない」──そんなふうに感じることはないでしょうか?
今日お伝えしたいのは、その「編集」の部分を、まるごと生成AI「Claude」に任せてしまう方法です。あなたがやることは、撮った写真をパソコンのClaudeに渡して、言葉で頼むだけ。編集ソフトは一切不要です!
今回から「AIでの動画編集術」シリーズ(全5回)として、写真・動画・チラシ画像それぞれの活用法を順番にお届けします。
🎬 「AIが動画を作る」って、あの話じゃないの?
最近、「AIが動画を作る」というニュースをよく見かけます。文章で指示すると、見たこともない映像がAIの想像でぬるっと生成される。VeoやKling、Seedance、Wanといったサービスが有名です。
もちろん、すごい技術です。でも、農家のあなたにとって、本当にほしいのは、そっちでしょうか?
- AIが想像で描いた、どこかの畑。
- AIが作った、実在しないトマト。
- AIの表現で実在しない人物の農作業風景。
……たぶん、違いますよね。あなたが伝えたいのは、あなたが今朝ほんとうに撮った畑であり、手をかけて育てた本物の作物のはずです。
今回ご紹介するのは「AIがゼロから映像を生み出す」話ではありません。あなたが撮りためた写真を、AIが“編集者”として1本につないでくれる話です。主役は、いつだってあなたの素材。AIは、その裏方に回ってくれる。
🌾 編集をAIに任せるのは、選果を選果機に任せるのと同じです。どの野菜を出すか──つまり「何を伝えるか」を決めるのは、これまでどおり農家の仕事です。
🥚 実例:写真だけで、リールができた(全卵ジェラート企画)
愛媛で平飼い養鶏をされている吉田さんと、「全卵ジェラート」という商品の企画を進めていたときのことです。ジェラートは普通、卵黄だけを使います。でも吉田さんは「卵を、丸ごと使いたい」。その想いから生まれた商品でした。
手元にあったのは、卵・鶏舎・製造機・完成品の写真。動画は1本もありません。

AFTER:完成したリール
そして、ここが本当に伝えたいところです。一度この「型」ができると、あとは素材を差し替えるだけという点です。実際、このジェラート企画ではリールを15日間で13本、無理なく出し続けることができました。「型の使い回し」のコツは、シリーズ最終回でじっくり紹介します。
📱 動画づくりでやることは3つ
「便利そうだけど、難しそう」と感じたかもしれません。でも、あなたの作業はとてもシンプルです。
素材を集める(数分)
スマホの写真を5〜10枚。縦横混在・枚数バラバラでOK。GoogleフォトやAirDrop、LINEの「自分だけのグループ」など、いつもの方法でパソコンへ。ファイル名はそのままで大丈夫です。
パソコンのClaudeに渡して、言葉で頼む(数分)
素材を添付して、伝えたいことを普通の言葉で書くだけ。専門用語は一切不要です。
できた動画を見て、直したいところを言う(数分)
「文字が見切れてる」「この写真を最初に」「もう少しゆっくり」。言い直すだけで直してくれます。
添付した写真で、縦型のショート動画を作ってください。 ・最初に「〇〇〇」という問いかけから始めてください ・それぞれの場面に短いテロップを付けてください ・最後は「〇〇〇」で締めてください ・長さは20〜30秒くらいで
伝えるのは ①形(縦/横) ②入口の一言(フック) ③テロップの有無 ④締めの一言 ⑤長さ ── この5点だけで十分です。
🌾 頼み方は、直売所のポップを書き慣れたスタッフに「こんな感じでお願い」と伝えるのと同じ感覚です。細かい作業手順ではなく、「何を伝えたいか」だけ渡せば形にしてくれます。
💡 うまく作るための、ちょっとしたコツ
⚠️
テロップは盛りだくさんより短いほうが刺さります。文字が多い画面より、きれいな写真+短い一言。
⚠️
縦型に切り出すとはしっこは見切れます。主役が中央の写真を選ぶと失敗が減ります。
⚠️
公開前に文字の表示・見切れを確認。「確認用の静止画も出して」と頼むとチェックがラク。
⚠️
好きな曲を勝手に載せるのはNG。著作権フリー音源か、投稿アプリ側のトレンド音源を。
そして正直にお伝えしておくと、これは「何もないところから動画が湧いてくる魔法」ではありません。素材(写真)は、あなたが撮る必要があります。でも、それでいいんです。あなたの畑を撮れるのは、あなただけなのですから。
もうひとつだけ。短時間に何本も続けて頼むと、Claudeの利用上限に当たって一時的に待ち時間が出ることがあります。1日1〜2本のペースなら、まず問題ありません。
💬 ChatGPT派の方へ
「うちはChatGPTを使っているんだけど……」という方もご安心ください。2026年7月に登場した「ChatGPT Work」でも、同じ考え方で素材を渡して動画編集を頼めます。使い比べのポイントは、このシリーズの第4回でじっくり紹介する予定です。
🌱 何より「続けられること」がポイント
動画は、1本作れることより、作り続けられることのほうが、ずっと価値があります。バズる1本を狙うより、あなたの畑の日常をこつこつ届け続けるほうが、長い目で見て信頼になります。
その「続ける」をいちばん邪魔していたのが、編集の手間でした。ここをClaudeに預けてしまえば、あなたは「何を伝えたいか」だけに集中できます。
📺 次回予告第2回は「撮りっぱなしのバラバラ動画が、1本の紹介動画になる」。数秒ずつの細切れ録画をつないで、見出しとBGM付きのショート動画に仕上げる方法をお届けします。
まとめ
- 今回の話は動画“生成”AIではなく、自分が撮った本物の写真をAIが“編集者”としてつなぐ話
- やることは3つだけ:①写真を集める ②パソコンのClaudeに渡して言葉で頼む ③直したいところを言う
- 頼み方は「形・フック・テロップ・締め・長さ」の5点を伝えれば十分
- 価値は1本作れることより、作り続けられること。編集の手間をAIに預けて継続する
今日からできる5分アクション
カメラロールに眠っている写真を数枚、パソコンのClaudeに渡して「これ、リールにできる?」と聞いてみましょう。あなたの1枚が、動き出すはずです。
📺 連載「AIでの動画編集術」(全5回)
- Vol.1
編集不要! 写真をClaudeに渡すだけでリールが作れる
今ここ - Vol.2
撮りっぱなしのバラバラ動画が、1本の紹介動画になる
近日公開 - Vol.3
イベント告知は“チラシ”をそのまま動かす
近日公開 - Vol.4
ChatGPT派のあなたへ ── ChatGPT Workでも同じことができる
近日公開 - Vol.5
「型」を作れば、続けられる ── 週1リール運用から“仕組み化”まで
近日公開
💬読者の声をお聞かせください
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今回も最後までお読みいただきありがとうございます。農業AI通信では、農家さんの「困った」を解決するAI活用情報を発信しています。
※ 本記事の内容は執筆時点(2026年7月)の情報です。ツールの機能・プランは変わることがあります。本記事の一部はAIを活用して執筆しています。

