令和8年産 米の概算金 一覧表~AI活用で前年比やコスト割れを分析~

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令和8年産米の概算金と損益分岐点|AIで60kgあたり原価を計算

概算金の見方と、自分の数字で採算を確かめる2つのプロンプト

令和8年産米の概算金を見て、「この価格で自分の農園は採算が合うのか」と迷っていませんか。この記事では、概算金を確認するときの項目と、自分の60kgあたり原価・価格別の損益をAIで整理する手順をまとめます。

概算金の価格表を見るときは、年産・産地・品種・等級・重量単位・手数料の扱いを揃えて確認してください。農林水産省も説明するように、概算金は仮渡金であり、最終的な収入そのものではありません。

掲載価格は2026年8月20日時点の参考情報です。全国の最新価格を網羅した一覧ではありません。現在の金額・条件は出荷先JA等の公表資料で確認し、その数字を以下の計算に使ってください。

→ 自分の原価を計算するプロンプトへ
→ 価格別の損益を表にするプロンプトへ

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🌾 令和8年産の概算金 一覧(産地・銘柄別/2026年9月時点)

令和8年産の概算金は、7月の早期米から9月にかけて各産地で出そろってきました。主要な産地・銘柄をまとめています。大事なのは金額そのものより、「どの物差しと比べるか」です。そこで、公的な2つのコストとの差も並べました。

2026年9月17日 時点
玄米60kg・1等を基本とした令和8年産の概算金等。全農県本部・経済連からJAへの「JA概算金」と、JAから生産者への「生産者概算金」が含まれるため、金額は単純比較できない場合があります。追加払い・精算金は含みません。
産地・銘柄 令和8年産 前年産との差 コスト指標との差20,535円 全算入生産費との差15,814円
令和6年産・個別経営体
全国平均
鹿児島金峰コシヒカリ7/23 発表 21,600円 約2割安 +1,065円 +5,786円
新潟魚沼コシヒカリ8/18 発表 21,000円 −11,500円約35%安 +465円 +5,186円
富山富富富8/19 発表 20,800円 −6,000円約22%安 +265円 +4,986円
秋田サキホコレ8/31 発表 20,300円 −12,000円約37%安 −235円 +4,486円
富山コシヒカリ8/19 発表 20,000円 −6,000円約23%安 −535円 +4,186円
山形つや姫9/8 発表 20,000円 −11,000円約35%安 −535円 +4,186円
新潟一般コシヒカリ8/18 発表 18,500円 −11,500円約38%安 −2,035円 +2,686円
秋田あきたこまち8/31 発表 18,300円 −10,000円約35%安 −2,235円 +2,486円
北海道ゆめぴりか8/21 発表 18,000円 −12,000円約40%安 −2,535円 +2,186円
千葉コシヒカリ7/28 発表 18,000円 −5,800円約24%安 −2,535円 +2,186円
宮崎コシヒカリ(早期米)7/13 発表 18,000円程度 約14,000円安約4割安 −2,535円 +2,186円
石川コシヒカリ8/21 発表 17,500円 −7,700円約31%安 −3,035円 +1,686円
岩手ひとめぼれ8/21 発表 17,200円 −10,800円約39%安 −3,335円 +1,386円
北海道ななつぼし8/21 発表 17,000円 −12,000円約41%安 −3,535円 +1,186円
宮城ひとめぼれ9/4 発表 17,000円 −11,000円約39%安 −3,535円 +1,186円
山形はえぬき9/8 発表 17,000円 −11,000円約39%安 −3,535円 +1,186円
福井コシヒカリ8/13 発表 17,000円 −12,000円約41%安 −3,535円 +1,186円
兵庫コシヒカリ8/30 発表 17,000円 −13,000円約43%安 −3,535円 +1,186円
茨城コシヒカリ9/1 発表 17,000円 — −3,535円 +1,186円
青森青天の霹靂9/14 発表 17,000円程度 −13,000円約43%安 −3,535円 +1,186円
愛知コシヒカリ8/10 発表 16,800円 −11,700円約41%安 −3,735円 +986円
大分コシヒカリ・つや姫9/10 発表 16,800円 −12,900円約43%安 −3,735円 +986円
広島コシヒカリ8/24 発表 15,600円 −10,400円約40%安 −4,935円 −214円
栃木コシヒカリ9/3 発表 15,500円 −12,500円約45%安 −5,035円 −314円
愛媛コシヒカリ(早期米)8/4 発表 15,400円 前年の約54%約46%安 −5,135円 −414円
福島コシヒカリ(会津よつば)9/12 発表 15,100円 −14,000円約48%安 −5,435円 −714円
高知南国そだち7/18 発表 14,700円 −8,000円約35%安 −5,835円 −1,114円
福島コシヒカリ(ふくしま未来ほか3JA)9/12〜9/14 発表 14,000円 −14,500〜16,000円約51〜53%安 −6,535円 −1,814円
青森まっしぐら・はれわたり9/14 発表 13,800円 −12,200円約47%安 −6,735円 −2,014円
奈良コシヒカリ9/7 発表 13,100円 — −7,435円 −2,714円
熊本特別栽培米コシヒカリ(JA阿蘇)9/7 発表 13,020円 −17,220円約57%安 −7,515円 −2,794円
福島天のつぶ9/12 発表 12,000円 −15,000〜17,000円約56〜59%安 −8,535円 −3,814円

各JA・全農県本部・経済連の発表および報道をもとに編集部で集計(2026年9月17日時点)。JA概算金と生産者概算金が含まれ、産地によって支払段階や条件が異なります。金額は改定されることがありますので、最新情報は各JA等の発表をご確認ください。

🧭この表の読み方(ここが本題です)
  • コスト指標(20,535円)で見ると、今回掲載した32事例のうち29が「赤字」に見えます。上回ったのは鹿児島 金峰コシヒカリ・新潟 魚沼コシヒカリ・富山 富富富の3つだけです。
  • ところが全算入生産費(15,814円/令和6年産・個別経営体の全国平均)で見ると、下回るのは10事例まで減ります。
  • 同じ概算金でも、当てる物差しを変えるだけで、今回掲載した32事例では「赤字に見える事例数」が29→10に変わります。だから、この表だけでは自分が黒字か赤字かは決まりません。

2つの数字が何を測っているのか、そしてなぜ4,721円もちがうのかは、次の章で整理します。そのうえで最後に、あなたの田んぼの「60kgあたり原価」をAIで出す手順に進みます。

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📉 ニュースが言う「コスト指標2万535円」とは何か

今年の報道でよく出てくるのが、この2万535円という数字です。「概算金がコスト指標を下回った」という形で使われます。

これは米穀機構が2026年4月7日に初めて公表した「米のコスト指標」で、玄米60kgあたり2万535円(精米5kgでは2,816円)。米穀機構は同年4月1日に、コスト指標をつくる団体として認定されたばかりです。今年は、この物差しができて最初の年にあたります。

ここで大事なのは、この指標の性格です。

  • 対象は生産段階のコストで、利潤は含まれていません
  • 全国をならした数字です。産地別・規模別ではありません
  • 取引の参考にはなりますが、拘束力はありません。この価格で売らなければならない、という決まりではありません

つまり「概算金がコスト指標を下回った」は、事実としては正しい。ただしそれは全国平均の物差しを下回ったという意味であって、あなたが赤字だという意味ではありません。

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⚠️ 公的な「米のコスト」は2つあって、4,721円ちがう

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。

「米の生産コスト」を示す公的な数字は、実は1つではありません。少なくとも2つあり、しかも60kgあたりで4,721円も違います。

数字 60kgあたり 何を測っているか
米のコスト指標
(米穀機構・2026年4月公表)
20,535円 生産段階のコストの積み上げ。全国。利潤を含まない参考値で、拘束力なし
全算入生産費
(農林水産省・令和6年産)
15,814円 個別経営体の実績を集計した統計値。前年産比0.8%減。10aあたりでは13万2,112円
差 4,721円 どちらも公的な「米のコスト」だが、測っているものが違う

どちらかが間違っているわけではありません。指標は「これから」の積み上げ、統計は「実際にかかった」実績という違いです。

問題は、この2つのうちどちらを持ってくるかで、同じ概算金の評価が正反対になることです。

概算金18,500円(新潟 一般コシヒカリ)を… 差し引き 見え方
コスト指標 20,535円 と比べると −2,035円 赤字に見える
全算入生産費 15,814円 と比べると +2,686円 黒字に見える

💡 同じ概算金を、どちらの物差しで測るかだけで、4,721円ぶん景色が変わります。だから「どちらが正しいか」を議論しても答えは出ません。必要なのは3つ目の数字、つまり自分の原価です。

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🧮 「自分の原価」でないと、判断を誤ります

なぜ全国平均が使えないのか。単収(10aあたりの収量)を動かすだけで確かめられます。

農林水産省の令和6年産統計では、10aあたりの生産コストは13万2,112円でした。この金額を固定したまま、単収だけを変えて60kgあたりに割り直すと、こうなります。

10aあたり単収 10aあたり俵数 60kgあたり原価
450kg 7.5俵 17,615円
500kg 8.3俵 15,853円
550kg 9.2俵 14,412円
600kg 10.0俵 13,211円

かかった費用がまったく同じでも、単収が450kgか550kgかで、60kgあたりの原価は3,203円ちがいます。費用のほうも当然、地代の有無・機械の更新時期・自家労働をどう見るかで大きく動きます。

この差は、規模が大きいほど効いてきます。たとえば5ha・単収500kgなら年間およそ417俵ですから、60kgあたり1,000円の見積もり違いが、年間で約41万円になります。先ほどの4,721円の差なら、年間約197万円です。

⚠️
ニュースの数字で自分を判定しない

「コスト指標を下回った」というニュースを見て作付けを減らす判断をした場合、もし自分の原価が1万4,000円台だったなら、判断の前提が2万535円という他人の数字だったことになります。逆に、自分の原価が2万円を超えているのに全算入生産費のほうを見ていれば、赤字に気づくのが1年遅れます。

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🤖 ここでAI。「米価を当てる」のではなく「自分の数字に翻訳する」

さて、ようやくAIの出番です。ただ、最初にやらないほうがいいことをはっきりさせておきます。

ChatGPTに来年の米価を予想させるのは、おすすめしません。もっともらしい数字は返ってきますが、精度を確かめる方法がありません。そして外れたときに困るのは、AIではなくこちらです。

AIが本当に強いのは、こちらです。

💡 AIは米価を決めてくれません。ただし「米価が変わったとき、自分はどうなるか」なら、一緒に計算できます。

つまり価格を予測するのではなく、価格ごとに備える。この作業は、電卓と紙でもできますが、条件を変えて何度もやり直すのが面倒です。そこがちょうどAI向きです。

ステップ1:自分の60kgあたり原価を出す

まず、手元の数字を並べます。金額がすぐ出てこない項目は、概算のままで構いません。最初から正確を狙うより、一度通しで出してから精度を上げるほうが早いです。

プロンプト例①:原価を出す
あなたは農業経営の計算を手伝うアシスタントです。以下の条件から、私の主食用米の生産原価を計算してください。

【経営の条件】
・主食用米の作付面積:○ha
・10aあたりの平年収量:○kg
・出荷先:JA(概算金)

【年間の費用】※わかる範囲で。空欄は0円として計算してください
・肥料費:○円
・農薬費:○円
・種苗費:○円
・水利費・土地改良区賦課金:○円
・燃料費(軽油・ガソリン等):○円
・電気代(乾燥調製など):○円
・機械の減価償却費:○円
・修繕費:○円
・借地料(支払地代):○円
・作業委託費(外注):○円
・雇用労働費:○円
・自分と家族の労働:○時間 / 時間あたり○円で計上する

【出してほしいもの】
1. 10aあたりの生産費(円)
2. 60kg(1俵)あたりの生産原価(円)
3. 1kgあたりの生産原価(円)
4. 計算に使った式を、私が電卓で追えるように1行ずつ書き出す
5. 費用のうち金額が大きい上位3項目と、その構成比(%)

数字を勝手に補わないでください。空欄があれば「空欄のため0円で計算した」と明記してください。

「自分と家族の労働」をどう入れるかで結果が変わります。入れないと原価は低く出ますが、それは「自分の給料をゼロにすれば黒字」という意味になります。まずは入れて計算し、そのうえで入れない場合も見る、という順番をおすすめします。

ステップ2:概算金がいくらなら赤字になるかを表にする

原価が出たら、次は価格を動かします。ここが「価格ごとに備える」の実際の作業です。

プロンプト例②:損益分岐点を出す
先ほど計算した私の60kgあたり生産原価をもとに、次を出してください。

1. 概算金が 15,000円 / 18,000円 / 21,000円 / 24,000円 だった場合の、
   60kgあたりの損益と、私の作付面積での年間の損益を表にする
2. 損益がゼロになる概算金(損益分岐点)はいくらか
3. 損益分岐点を1,000円下げるには、費用をいくら減らすか、
   または単収を何kg上げる必要があるかを、それぞれ計算する

表には「60kgあたり」と「年間合計」の両方の列を入れてください。
金額はすべて円単位で、四捨五入した箇所は明記してください。

ステップ3:出てきた数字を疑う

AIの計算は、前提を1つ取り違えるとまるごとずれます。次の3点だけは、必ずご自身で確かめてください。ここを飛ばすと、他人の数字を自分の数字に置き換えただけになります。

🔍

単位の取り違え:10aと1haを混ぜていないか。1ha=10aが10枚ぶんです。ここを間違えると原価が10倍または10分の1になります。

🔍

俵への換算:単収500kgなら10aあたり8.3俵です。「500kg÷60」の割り算が入っているか、式を目で追ってください。

🔍

自家労働の扱い:入れたのか入れなかったのか。AIは黙って0円にしていることがあります。
🌱

🙅 正直に書きます。AIで米が高く売れるわけではありません

ここまで読んでいただいた方に、はっきりお伝えしておきます。AIを使ったからといって、米が高く売れることはありません。概算金が上がることもありません。

できるのは、これだけです。

  • どこで赤字になるのかが、その日のうちにわかる
  • 条件を変えたシミュレーションが、何度でもやり直せる
  • 来年の作付けや販売先を考えるときの土台が、自分の数字になる

そして、もう1つ。ここまでの計算に入っていないものが3つあります。これを知らずに「概算金 − 原価」だけで判断すると、また別の誤りが起きます。

① 概算金は、手取りではありません

概算金からはJAの手数料等が差し引かれます。あるJAの令和7年産の一覧では、概算金2万5,200円に対して手数料等704円が引かれ、生産者の仮渡金合計は2万4,496円でした。発表された概算金と、実際に振り込まれる金額は同じではありません。

② 追加払いは、毎年あるものではありません

概算金はあくまで出荷時の仮渡金で、販売が終わってから精算されます。令和6年産・令和7年産は米価が上がる局面だったため、期中に概算金を引き上げて差額を払う動きが各地で報じられました。ただし今年は逆方向の局面です。同じ期待を前提に置かないほうが安全です。

③ 交付金は別勘定です

ナラシ対策(収入減少影響緩和交付金)などに加入している場合、収入の一部はそちらで補われます。これは概算金の計算とは別に、加入内容に沿って確認してください。

💡
この3つも、そのままAIに渡せます

ステップ2で出した表に、「JA手数料を60kgあたり○円として差し引いた列を追加してください」「追加払いを見込まない前提での年間手取りも出してください」と続けて頼めば、そのまま反映されます。手取りベースの損益分岐点まで出して、ようやく判断の材料になります。

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✅ 今日やること

📝 30分でできる3ステップ
  • 去年の確定申告の決算書と、作付面積・単収のメモを手元に出す
  • プロンプト例①に数字を入れて、60kgあたり原価を出す(空欄はそのままでOK)
  • プロンプト例②で、自分の損益分岐点となる概算金を1つの数字にする

この3つ目で出た数字が、今年のニュースを読むときの物差しになります。2万535円でも1万5,814円でもなく、あなたの数字です。

もし出てきた原価が思ったより高かったとしても、それは悪い知らせではありません。去年までは米価が高かったので、原価が高くても黒字になっていただけかもしれないからです。価格が下がった年にいちばん効くのは、価格の予想ではなく、自分の分岐点を知っていることです。

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※ この記事はAIツール(ChatGPT・Claude等)を活用して作成し、編集部が内容を確認・編集しています。正確性には十分配慮していますが、最新情報は公式サイト等でご確認ください。記事中の概算金・生産費・コスト指標の数値は2026年8月20日時点で公表されているものです。経営判断は、必ずご自身の帳簿とJA・関係機関への確認のうえで行ってください。

この記事は農家の皆さんのAI活用を応援するために作成しました。
ご質問やご感想があれば、ぜひお寄せください。

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農業関係者100人に「AIの使い道」を聞いたら、1位は栽培でも収穫でもなく「記録・文書・事務作業」(48人)でした。栽培管理・現場判断は12人。そこで作ったのが『AI日報スターターキット』です。しゃべるだけで日報が終わるコピペ用プロンプト3本+記録がたまるスプレッドシート雛形+100人調査ダイジェスト(全7ページ)を、メール登録で無料でお届けします。
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