少額投資でつくる”遠隔農業”! 監視カメラとDIYが拓く、都市に住みながら農業をする未来
── 神奈川発、兼業オリーブ農家のAI活用術
第1回ではNotebookLMを使った「オリーブ診療所」を、第2回では自作の剪定トレーニングアプリをご紹介しました。最終回となる今回のテーマは「IoTとDIY」。数千円のカメラと太陽光発電で畑を遠隔監視する取り組みと、その先にあまからさんが見据える「都市に住みながら農業をする」未来像に迫ります。
畑をテクノロジーでつなぐ ── 遠隔監視とDIYが見せる農業の未来
高価な設備ではなく、数千円の機材と自らの手を動かす好奇心から始まる、あまからさん流の”遠隔農業”の作り方を追います。
🎯 この記事でわかること
- 数千円のカメラ「ATOM Cam」で実現する畑の遠隔監視
- 電源もネットもない畑に、太陽光発電とLTEで環境を自作した方法
- 本業の知見を注ぐ、次なる構想「自動給水」のDIY計画
- あまからさんが見据える「都市に住みながら農業をする」という未来像

📷 1. 数千円ではじめる、畑の遠隔監視
兼業農家にとって、畑に行けない日に「今、畑がどうなっているか」を知りたいニーズは切実です。あまからさんの場合、実利面での目的は水タンクの残量監視。そしてもうひとつ、「風に揺れるオリーブの葉をぼーっと眺める癒し」も、遠隔監視を始めた動機の一つだそうです。
使っている機材は、安価な屋外用カメラ「ATOM Cam(アトムカム)」。数千円で購入でき、費用を抑えた運用ができます。あまからさんが選んだのは首振りのない固定式のカメラのため、1台で水タンクとオリーブの一部を捉え、畑を訪れた際に角度を変えて対応しています。

🔋 2. 電源もネットもないなら、自分でつくる
とはいえ、畑には電源もインターネット回線もありません。そこでネット環境は、LTEのSIMを入れたWiFi端末をバケツ状のケースで保護して屋外設置。なんと、電源は太陽光パネルとバッテリーの組み合わせで、日中に発電・蓄電してまかなっているとのことです。
☀️ 自家発電

ネットで検索してもなかなか出てこないマニアックな設置ノウハウは、第1回でご紹介した兼業農家コミュニティで出会った、こうした仕組みを実践している方の勉強会に参加して習得したもの。コミュニティでの学びが、そのまま畑のインフラになっています。
🚿 3. 次の一手は「自動給水」 ── 本業の経験をDIYに注ぐ
今後の構想として描いているのが、センサーで水タンクの残量を検知し、自動で給水するシステムのDIY実現です。将来的には、AIの判定を組み合わせた自動給電・給水につなげたいと考えています。
ここで生きるのが、遠隔操作システム開発という本業の経験です。ただし、仕事ではプロ品質・高い安定稼働が大前提。それと同じことを「いかに低コストのDIYで再現できるか」が、今まさに試行錯誤しているテーマだといいます。
DIYの難点は、保守と安定稼働。壊れたときに誰が直すのか、という問題は残ります。それでも、農業の担い手の多くは個人。だからこそ、自分で運用できる低コストな仕組みが広がれば面白い ── それがあまからさんの見立てです。
🌆 4. 「都市に住みながら農業をする」という未来像
遠隔監視や自動給水の先にあまからさんが見据えるのは、省力化・遠隔管理によって「都市に住んだまま農業に関われる仕組み」です。
実際、将来の農地の候補も横浜近郊にはこだわっていません。家族の縁のある埼玉や、さらに遠い地方も選択肢。気候変動で栽培適地が変わりうることも見越したうえで、「完全に省力化できれば、遠隔地の農地でも運営できる」という発想です。
そしてもうひとつ、還暦を超えたあまからさん自身が強く意識するのが「シニアの生きがい」です。現役を引退したシニア、とりわけ都会で孤独になりがちなシニアが、農業×テクノロジーで生きがいを持てる可能性。「地方へ行けばいい」ではなく、「都会にいながら何かできないか」を考える視点です。
全3回、ご愛読ありがとうございました
既製のAIツールを相棒にする(第1回)、足りないものは自分で作る(第2回)、そして畑そのものをテクノロジーでつなぐ(第3回)。あまからさんの取り組みはどれも、高価な設備ではなく、数千円の機材と無料・低価格のAIツール、
そして自らの手を動かす好奇心から始まっています。
「農業未経験でも、働き方を変えずに、都市に住みながら農業を始められる」。あまからさんの実践は、そんなこれからの農業のかたちを、等身大の試行錯誤で見せてくれています。
あまからさんは「あまから」の名前で、note・Xでの発信をスタートしています。連載で紹介した取り組みのその後や日々の栽培記録は、ぜひこちらからご覧ください。
まとめ
- 遠隔監視:数千円の「ATOM Cam」で水タンクとオリーブの様子を確認
- 電源・通信の自作:太陽光パネル+バッテリーとLTE WiFiで、電源もネットもない畑に環境構築
- 次の構想:本業の知見を注ぎ、低コストな「自動給水」のDIYに挑戦中
- DIYの課題:保守・安定稼働は個人運用ゆえの残された論点
- 見据える未来:省力化・遠隔管理で「都市に住みながら農業をする」仕組みと、シニアの生きがいづくり
⏱ 今日からできる5分アクション
あまからさんも、最初は「畑の様子をもし遠隔で見られたら」という小さな発想から始めました。あなたも、身近な作業や場所で”見える化”したいものを1つ考えてみませんか?
- 今、離れていても「様子を知りたい」と思う場所や作業は?
(例:水タンクの残量、ハウスの温度、作物の生育) - それを数千円の機材で見える化できないか、簡単に調べてみる
(例:屋外用カメラ、センサー付きスマートプラグ) - 電源や通信の制約があれば、代替手段(バッテリー・ソーラー・LTE)を1つ書き出してみる
📂 あまからさんのAI・IoT実践録シリーズ(全3回・完結)
- Vol.1
エンジニアが「オリーブ農家」になった理由
✅ 公開済み - Vol.2
師匠をAIで代替できるか ── 剪定に泣いた1年目と自作トレーニングアプリ
✅ 公開済み - Vol.3
監視カメラとDIYが拓く”遠隔農業”
📍 今回(最終回)
💬読者の声をお聞かせください
全3回にわたる連載への感想や、「こんなAI・IoT活用を知りたい」というリクエストをお待ちしています。
※ この記事はAIツール(ChatGPT・Claude等)を活用して作成し、編集部が内容を確認・編集しています。プライバシー保護のため、お名前は仮名を使用しています。

