【第4弾】大分県宇佐市「ひろしま農園」始動編──スプレッドシートに刻まれた最初のデータ

🍅 連載:ひろしま農園の挑戦 ── 金賞トマト農家が、数字で”勘”を超える日
Vol.4

📊 始動レポート
🏅 メディアアンバサダー第1期
中級

スプレッドシートに刻まれた最初の1行

── ひろしま農園 × 農業AI通信 「始動編」/ 27年の”勘”が”数字”に変わり始めた日

#メディアアンバサダー
#SwitchBot
#IoT
#積算温度
#GAS

今回のテーマ

準備は整った。あとは、データが出るのを待つだけ。

4月8日 11:48:33。ついにスプレッドシートに「15.7℃、湿度49%」の1行が書き込まれた。打ち合わせから14日間、27年の”勘”が”数字”に変わり始めた瞬間と、その裏で動き続ける積算温度自動計算の仕組みを追う。

第3弾で、ひろしま農園さんはWi-Fiの壁を越え、SwitchBotセンサーのセットアップをやり遂げた。GASスクリプトも完成した。準備はすべて整った。あとは、データが出るのを待つだけ。4月8日。ついにスプレッドシートに1行のデータが書き込まれた。「15.7℃、湿度49%」── それが、この物語の「最初の1行」だった。

打ち合わせから14日間。「エクセルすら使えない」と応募文に書いたひろしま農園さんのスマートフォンに、ハウスの温度データがリアルタイムで表示された。その瞬間、27年間の「勘」が「数字」に変わり始めた。

今回は、初データ取得の瞬間から、日次サマリーの自動化、積算温度の計算まで。「IoTとは何か」の答えが、ここにある。

🍅

📍 1. データが出た瞬間 ── 15.7℃、49%

4月8日 11時48分。ついにスプレッドシートに1行のデータが書き込まれた。

📡
最初のデータ
2026/04/08 11:48:33
🌡 温度
ハウス中央15.7 ℃
外側気温15.7 ℃
💧 湿度
ハウス中央49 %
外側気温49 %

※ 2台のセンサーがまだ同じ場所に置かれていたため、両方とも同値。ハウス内と外に分けて設置すれば、異なる値が出るようになる。

27年間の「勘」が、
「数字」に変わり始めた。

ひろしま農園さんのスマホに、ハウスの温度が表示されている。あとはこれが15分おきに自動で蓄積されていく。半年後には数万件のデータが溜まり、ハウス内と外気温の差分が見えるようになる。

読者へのヒント

最初の1行のデータに、大きな意味がある。完璧なシステムでなくていい。まず「温度が数字として記録される」状態を作ること。そこからすべてが始まる。

🗓 2. 日次サマリーの自動化 ── 積算温度が自動で計算される仕組み

15分おきに温度データが蓄積される。でも、生データが溜まるだけでは意味がない。大事なのは「集計」だ。

そこで、GASに 日次サマリー自動計算 の仕組みを組み込んだ。毎日深夜に自動実行され、前日のデータから以下の4項目を自動計算する。

📊 毎晩、GASが自動で計算する4つの指標
🌡
日平均気温
前日の全データの平均
積算温度の基礎値
🔥
日最高気温
前日の最高値
熱ストレス把握
❄️
日最低気温
前日の最低値
夜間の冷え込み確認
📈
積算温度(累計)
日平均気温を毎日累積加算
収穫時期の予測

これがなぜ重要か。旦那様が打ち合わせでこう語っていた。

トマトは花が咲いてから積算温度900〜1,000度で収穫できる。これを事前に把握できれば、出荷の見通しを立てられるようになりたい。

27年の経験則を、データで裏付ける。そのための土台が、この毎日自動で走るスクリプトだ。

📐 積算温度とは? ── 「勘」を「数字」に変える鍵

積算温度とは、毎日の平均気温を足し続けた値。作物の生育は気温の積み重ねで進むため、「何日経ったか」より「何度積み上がったか」のほうが正確に収穫時期を予測できる。

トマトの場合、さらに精度を上げるなら 有効積算温度(GDD) を使う。基準温度(トマトは10℃)を差し引き、それ以下の日はゼロとする。

基本方式

単純積算

積算温度 += 日平均気温

汎用的で計算がシンプル。現在稼働中のスクリプトで採用。

VS
精密方式

有効積算温度(GDD)

積算温度 += max(日平均 − 10℃, 0)

トマト向け(基準温度10℃)。生育に寄与する温度だけを積算。

今は両方を並行で記録している。1シーズン分のデータが溜まれば、
どちらがひろしま農園さんのハウスに合うか比較できる。

読者へのヒント

積算温度の計算は難しくない。「毎日の平均気温を足していくだけ」。それをスプレッドシートが自動でやってくれる。「花が咲いてから積算温度○○度で収穫」という経験則を、データで検証できるようになる。

🛰 3. IoTの本質 ── 人がいなくてもデータは蓄積される

センサーが動き始めた後、ひろしま農園さんがしばらくハウスを離れる期間があった。

でも、センサーは止まらない。

⚡ 自律稼働する記録システム
  • SwitchBot センサー → 自動でクラウドに送信
  • GAS トリガー → 15分おきに書き込み
  • 日次サマリー → 深夜に自動計算

ひろしま農園さんが不在でも、ハウスの温度は記録され続ける。スプレッドシートを開けば、離れた場所からでもハウスの状態がわかる。

これこそが IoTの本質 だ。人がいなくても、データは蓄積される。「デジタルに全く縁がなかった夫婦」が、どこにいてもハウスを見守れる仕組みを手に入れた。

読者へのヒント

IoTセンサーの最大の価値は「人がいなくてもデータが蓄積される」こと。旅行中でも、入院中でも、ハウスの温度は記録され続ける。「自分がいないとわからない」から「離れていても見守れる」へ。それが、1万円と少しで手に入る。

🎬 4. シリーズを振り返って ── 3月19日の応募文から、ここまで

3月19日に届いた1通の応募文から始まった物語。

Vol.1
全国金賞の腕、昭和のままの経営

全国金賞の腕を持ちながら「経営は昭和のまま」だった夫婦の覚悟を聞いた。

Vol.2
試行錯誤の5ヶ月

AIに泣きながら向き合い、Apple Watchで作業日誌をデジタル化し、3つのAIに機材を聞いた試行錯誤。

Vol.3
Wi-Fiの壁を越えた14日間

Wi-Fiの壁を越え、センサーのセットアップを完了させ、GASスクリプトを構築した。

Vol.4
スプレッドシートに刻まれた最初の1行

「15.7℃、49%」── 積算温度の自動計算が動き始めた。そして、人がいなくてもセンサーは動き続けている。

📮 応募文のあの言葉

「エクセルすら使えない私たちだからこそ、AIの力を借りて劇的に変われるのではないか」

あの応募文の言葉は、もう仮説ではない。変わり始めている。

15分おきにスプレッドシートに刻まれていく温度データ。それは、27年間の「勘」が「数字」に変わっていく、静かな革命の記録だ。

この先、データが溜まり、積算温度のグラフが描かれ、「来週○ケース出せます」とスーパーに伝えられる日が来るのか── その物語は、まだ続く。

🔜 次回予告(Vol.5「自走編」)

「Wi-Fiの仕組みも知らなかった」農家が、
AIに聞いて自分で問題を解決した日

セットアップ完了後、予期せぬセンサー切断・データ欠損が発生。これまでは甲斐が対応していたトラブルを、ひろしま農園さんがAIに自分で聞いて解決するように。「デジタルに縁がなかった夫婦」が、自走を始めた瞬間を追う。

🍅

まとめ

  • 4月8日 11:48:33:スプレッドシートに初データ「15.7℃、湿度49%」が刻まれた
  • 14日間で完成:打ち合わせ(3/25)から初データ取得まで2週間
  • 日次サマリー自動化:日平均・最高・最低・積算温度をGASが毎晩自動計算
  • 積算温度 × 2方式:単純積算と有効積算温度(GDD)を並行記録
  • IoTの本質:人がいなくてもセンサーはデータを蓄積し続ける
  • 総費用 約1万円/月額0円:27年の勘をデータで裏付ける土台が完成

🧾 Vol.3・Vol.4で起きたことの総括

期間 3/25(打ち合わせ)→ 4/8(データ取得成功)= 14日間
ひろしま農園さん Wi-Fiテスト、電気工事手配、アプリ登録、トークン取得、センサー設置
甲斐(支援側) GAS構築、Notionガイド作成、トラブルシュート、API接続テスト、日次サマリー自動化
費用 約1万円(月額ランニング0円)
成果 15分おきにハウス内温度・湿度がスプレッドシートに自動記録
+ 日次サマリー・積算温度が自動計算される体制を確立
次の目標 半年間データを蓄積し、次シーズンの収穫時期予測に活用

🍅 今日からできる5分アクション

自分のハウスの温度を、「数字で」記録してみよう。

センサーがなくても、今日から始められる。ひろしま農園さんがセンサーで自動化していることを、まずは手動で体験してみよう。

  1. ハウスに入った時刻と「体感温度」をスマホのメモに書く(例:11:48 / 体感 16℃くらい)
  2. スマホの天気アプリで、その時刻の外気温を確認する(iPhoneなら「天気」アプリでOK)
  3. 差分を計算する(例:「ハウスは外より5度高い」)

📂 ひろしま農園シリーズ(全6回)

  1. Vol.1
    全国金賞トマト農家の、知られざる”アナログ経営”
    🍅 公開済み
  2. Vol.2
    デジタルに縁がなかった夫婦が、Apple WatchとAIで走り出した日
    🍅 公開済み
  3. Vol.3
    超アナログ夫婦が、IoTセンサーのセットアップをやり遂げた日
    🍅 公開済み
  4. Vol.4
    15.7℃、49% ── スプレッドシートに刻まれた最初の1行
    📍 今回
  5. Vol.5
    「Wi-Fiの仕組みも知らなかった」農家が、AIに聞いて自分で問題を解決した日
    🍅 公開予定
  6. Vol.6
    同じ数字が並ぶ違和感から始まった、”信頼できるデータづくり”への新たな一歩
    🍅 公開予定
🌱

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※ この記事はAIツール(ChatGPT・Claude等)を活用して作成し、編集部が内容を確認・編集しています。正確性には十分配慮していますが、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

この記事は農家の皆さんのAI活用を応援するために作成しました。
ご質問やご感想があれば、ぜひお寄せください。

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