🍅 全国金賞トマト農家「ひろしま農園」シリーズ(全6回)
- 【第1弾】大分県宇佐市「ひろしま農園」紹介編 ── 全国金賞トマト農家の、 知られざる"アナログ経営"
- 【第2弾】大分県宇佐市「ひろしま農園」試行錯誤編 ── デジタルに縁がなかった夫婦が、 Apple WatchとAIで走り出した日
- 【第3弾】大分県宇佐市「ひろしま農園」実装編 ── 超アナログ夫婦が、 IoTセンサーのセットアップをやり遂げた日
- 【第4弾】大分県宇佐市「ひろしま農園」始動編──スプレッドシートに刻まれた最初のデータ ← 今ここ
- 【第5弾】大分県宇佐市「ひろしま農園」自走編──「Wi-Fiの仕組みも知らなかった」農家が、 AIに聞いて自分で問題を解決した日
- 【第6弾】大分県宇佐市「ひろしま農園」発見編──同じ数字が並ぶ違和感から始まった、"信頼できるデータづくり"への新たな一歩
スプレッドシートに刻まれた最初の1行
── ひろしま農園 × 農業AI通信 「始動編」/ 27年の”勘”が”数字”に変わり始めた日
準備は整った。あとは、データが出るのを待つだけ。
4月8日 11:48:33。ついにスプレッドシートに「15.7℃、湿度49%」の1行が書き込まれた。打ち合わせから14日間、27年の”勘”が”数字”に変わり始めた瞬間と、その裏で動き続ける積算温度自動計算の仕組みを追う。
第3弾で、ひろしま農園さんはWi-Fiの壁を越え、SwitchBotセンサーのセットアップをやり遂げた。GASスクリプトも完成した。準備はすべて整った。あとは、データが出るのを待つだけ。4月8日。ついにスプレッドシートに1行のデータが書き込まれた。「15.7℃、湿度49%」── それが、この物語の「最初の1行」だった。
打ち合わせから14日間。「エクセルすら使えない」と応募文に書いたひろしま農園さんのスマートフォンに、ハウスの温度データがリアルタイムで表示された。その瞬間、27年間の「勘」が「数字」に変わり始めた。
今回は、初データ取得の瞬間から、日次サマリーの自動化、積算温度の計算まで。「IoTとは何か」の答えが、ここにある。
📍 1. データが出た瞬間 ── 15.7℃、49%
4月8日 11時48分。ついにスプレッドシートに1行のデータが書き込まれた。
最初のデータ
※ 2台のセンサーがまだ同じ場所に置かれていたため、両方とも同値。ハウス内と外に分けて設置すれば、異なる値が出るようになる。
「数字」に変わり始めた。
ひろしま農園さんのスマホに、ハウスの温度が表示されている。あとはこれが15分おきに自動で蓄積されていく。半年後には数万件のデータが溜まり、ハウス内と外気温の差分が見えるようになる。
最初の1行のデータに、大きな意味がある。完璧なシステムでなくていい。まず「温度が数字として記録される」状態を作ること。そこからすべてが始まる。
🗓 2. 日次サマリーの自動化 ── 積算温度が自動で計算される仕組み
15分おきに温度データが蓄積される。でも、生データが溜まるだけでは意味がない。大事なのは「集計」だ。
そこで、GASに 日次サマリー自動計算 の仕組みを組み込んだ。毎日深夜に自動実行され、前日のデータから以下の4項目を自動計算する。
これがなぜ重要か。旦那様が打ち合わせでこう語っていた。
27年の経験則を、データで裏付ける。そのための土台が、この毎日自動で走るスクリプトだ。
📐 積算温度とは? ── 「勘」を「数字」に変える鍵
積算温度とは、毎日の平均気温を足し続けた値。作物の生育は気温の積み重ねで進むため、「何日経ったか」より「何度積み上がったか」のほうが正確に収穫時期を予測できる。
トマトの場合、さらに精度を上げるなら 有効積算温度(GDD) を使う。基準温度(トマトは10℃)を差し引き、それ以下の日はゼロとする。
単純積算
積算温度 += 日平均気温汎用的で計算がシンプル。現在稼働中のスクリプトで採用。
有効積算温度(GDD)
積算温度 += max(日平均 − 10℃, 0)トマト向け(基準温度10℃)。生育に寄与する温度だけを積算。
今は両方を並行で記録している。1シーズン分のデータが溜まれば、
どちらがひろしま農園さんのハウスに合うか比較できる。
積算温度の計算は難しくない。「毎日の平均気温を足していくだけ」。それをスプレッドシートが自動でやってくれる。「花が咲いてから積算温度○○度で収穫」という経験則を、データで検証できるようになる。
🛰 3. IoTの本質 ── 人がいなくてもデータは蓄積される
センサーが動き始めた後、ひろしま農園さんがしばらくハウスを離れる期間があった。
でも、センサーは止まらない。
- SwitchBot センサー → 自動でクラウドに送信
- GAS トリガー → 15分おきに書き込み
- 日次サマリー → 深夜に自動計算
ひろしま農園さんが不在でも、ハウスの温度は記録され続ける。スプレッドシートを開けば、離れた場所からでもハウスの状態がわかる。
これこそが IoTの本質 だ。人がいなくても、データは蓄積される。「デジタルに全く縁がなかった夫婦」が、どこにいてもハウスを見守れる仕組みを手に入れた。
IoTセンサーの最大の価値は「人がいなくてもデータが蓄積される」こと。旅行中でも、入院中でも、ハウスの温度は記録され続ける。「自分がいないとわからない」から「離れていても見守れる」へ。それが、1万円と少しで手に入る。
🎬 4. シリーズを振り返って ── 3月19日の応募文から、ここまで
3月19日に届いた1通の応募文から始まった物語。
全国金賞の腕を持ちながら「経営は昭和のまま」だった夫婦の覚悟を聞いた。
AIに泣きながら向き合い、Apple Watchで作業日誌をデジタル化し、3つのAIに機材を聞いた試行錯誤。
Wi-Fiの壁を越え、センサーのセットアップを完了させ、GASスクリプトを構築した。
「15.7℃、49%」── 積算温度の自動計算が動き始めた。そして、人がいなくてもセンサーは動き続けている。
「エクセルすら使えない私たちだからこそ、AIの力を借りて劇的に変われるのではないか」
あの応募文の言葉は、もう仮説ではない。変わり始めている。
15分おきにスプレッドシートに刻まれていく温度データ。それは、27年間の「勘」が「数字」に変わっていく、静かな革命の記録だ。
この先、データが溜まり、積算温度のグラフが描かれ、「来週○ケース出せます」とスーパーに伝えられる日が来るのか── その物語は、まだ続く。
まとめ
- 4月8日 11:48:33:スプレッドシートに初データ「15.7℃、湿度49%」が刻まれた
- 14日間で完成:打ち合わせ(3/25)から初データ取得まで2週間
- 日次サマリー自動化:日平均・最高・最低・積算温度をGASが毎晩自動計算
- 積算温度 × 2方式:単純積算と有効積算温度(GDD)を並行記録
- IoTの本質:人がいなくてもセンサーはデータを蓄積し続ける
- 総費用 約1万円/月額0円:27年の勘をデータで裏付ける土台が完成
🧾 Vol.3・Vol.4で起きたことの総括
| 期間 | 3/25(打ち合わせ)→ 4/8(データ取得成功)= 14日間 |
|---|---|
| ひろしま農園さん | Wi-Fiテスト、電気工事手配、アプリ登録、トークン取得、センサー設置 |
| 甲斐(支援側) | GAS構築、Notionガイド作成、トラブルシュート、API接続テスト、日次サマリー自動化 |
| 費用 | 約1万円(月額ランニング0円) |
| 成果 | 15分おきにハウス内温度・湿度がスプレッドシートに自動記録 + 日次サマリー・積算温度が自動計算される体制を確立 |
| 次の目標 | 半年間データを蓄積し、次シーズンの収穫時期予測に活用 |
🍅 今日からできる5分アクション
自分のハウスの温度を、「数字で」記録してみよう。
センサーがなくても、今日から始められる。ひろしま農園さんがセンサーで自動化していることを、まずは手動で体験してみよう。
- ハウスに入った時刻と「体感温度」をスマホのメモに書く(例:11:48 / 体感 16℃くらい)
- スマホの天気アプリで、その時刻の外気温を確認する(iPhoneなら「天気」アプリでOK)
- 差分を計算する(例:「ハウスは外より5度高い」)
📂 ひろしま農園シリーズ(全6回)
- Vol.1
全国金賞トマト農家の、知られざる”アナログ経営”
🍅 公開済み - Vol.2
デジタルに縁がなかった夫婦が、Apple WatchとAIで走り出した日
🍅 公開済み - Vol.3
超アナログ夫婦が、IoTセンサーのセットアップをやり遂げた日
🍅 公開済み - Vol.4
15.7℃、49% ── スプレッドシートに刻まれた最初の1行
📍 今回 - Vol.5
「Wi-Fiの仕組みも知らなかった」農家が、AIに聞いて自分で問題を解決した日
🍅 公開予定 - Vol.6
同じ数字が並ぶ違和感から始まった、”信頼できるデータづくり”への新たな一歩
🍅 公開予定
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※ この記事はAIツール(ChatGPT・Claude等)を活用して作成し、編集部が内容を確認・編集しています。正確性には十分配慮していますが、最新情報は公式サイト等でご確認ください。
🍅 全国金賞トマト農家「ひろしま農園」シリーズ(全6回)
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