【第2弾】大分県宇佐市「ひろしま農園」試行錯誤編 ── デジタルに縁がなかった夫婦が、 Apple WatchとAIで走り出した日

🍅 連載:ひろしま農園の挑戦 ── 金賞トマト農家が、数字で”勘”を超える日
Vol.2

🎤 農家インタビュー
🏅 メディアアンバサダー第1期
初級〜中級

デジタルに縁がなかった夫婦が、
Apple WatchとAIで走り出した日

── ひろしま農園 × 農業AI通信 「試行錯誤編」/ 5ヶ月の記録

#メディアアンバサダー
#トマト
#デジタル化

今回のテーマ

出会う前から、もう走り始めていた。
ひろしま農園さんの”5ヶ月”の試行錯誤

2025年11月、スマホすら苦手だった奥様がAIの世界に飛び込んだ。よろず支援拠点・セミナー・YouTube挫折── そして2026年3月、クリップマニュアルとApple Watch音声入力を自力で完成させた。試行錯誤の5ヶ月を追う。

前回、「エクセルすら使えない私たちだからこそ」という応募文から始まった出会いを紹介した。全国金賞の腕を持ちながら、経営は「昭和のまま」。そのギャップに心を動かされ、メディアアンバサダーとして一緒に走ることを決めた。

だが、打ち合わせを終えて資料を整理していた私は、あることに気づいた。

この人たちは、私と出会う前から、もう走り始めていた。

2025年11月。スマホすら苦手だった奥様が、AIの世界に飛び込んだ。よろず支援拠点やセミナーに通い、YouTubeで挫折し、それでも学び続けた。そして2026年3月、クリップ作業マニュアルをAIで作り、Apple Watchの音声入力を10時間以上かけて完成させた。そして農業AI通信の記事を印刷して実践した。

まだメディアを始めて間もない私にとって、この出会いは特別だった。自分の書いた記事が、印刷されて、農家の現場で使われている。始めてよかった── 心の底からそう思えた瞬間だった。今回は、その5ヶ月間の試行錯誤を追う。

🍅

🧑‍🌾 農家プロフィール


🏆

第3回 全国トマト選手権
ミディアム部門 金賞(2024年/46品中)

農園名 ひろしま農園
所在地 大分県宇佐市
主な作物 トマト(11月〜6月)/フルーツトマト(3月〜5月)
栽培歴 約27年(2026年時点)
経歴 元サッカー選手 → 愛知・渥美半島で研修 → 新規就農
受賞 2024年 第3回全国トマト選手権 ミディアム部門 金賞
🍅

📚 1. AIを学び始めた日々(2025年11月〜)

ひろしま農園さんにとって、「デジタル」は遠い世界の話だった。それまでの作業記録は、3年日誌に夜書くスタイル。書いた頃には細かいことを忘れていることも多かった。

2025年11月、奥様が動き始めた。

2025.11
大分よろず支援拠点のAI相談(セキュリティ設定)に足を運ぶ
2025.12
NET AIセミナー(USUTAKU)を受講
継続中
農ビジVIP会員(月額1,100円)AI活用教室に月1回オンラインで参加
2026.1
宇佐商工会議所のAI活用セミナーに参加
2026.2
O-ITA AI CAFE(生成AI実務活用ワークショップ)に参加

YouTubeでも独学を試みた。しかし「説明にない部分で止まってしまって、AIに聞いてもわからない」。動画の手順通りにやっても、自分の環境では再現できない。スマホに慣れた人なら10分で終わることが、何時間経っても終わらない。

それでも奥様は学び続けた。セミナーに通い、AIに聞き、少しずつ「デジタル」との距離を縮めていった。

読者へのヒント

最初の一歩は「学ぶ場所を見つけること」。地域のAI相談窓口やセミナーは、思った以上に身近にある。まずは調べて、一度足を運んでみよう。

🗒 2. クリップ作業マニュアルの成功体験

数ヶ月間セミナーで学んだAIを、2026年3月、ついに実践に移した。取り組んだのは作業マニュアルのAI化だった。

ひろしま農園さんでは、スタッフ4〜5人への作業指示はすべて口頭。旦那様の頭の中にある「勘」と「経験」を、毎回その場で伝えるしかなかった。ひろしま農園さんはAIを使って、口頭でしか伝えられなかった作業手順を言語化・図解化した。

そしてその効果は、すぐに表れた。

⚡ 最初の成功体験

いとこが手伝いに来たとき、マニュアルを見せたら、すぐにできた。

小さいようで、大きな出来事だった。応募文にあった「夫の頭の中にある勘や技術を、AIで言語化・図解化・数値化したい」── その第一歩が、もう実現していた。

読者へのヒント

最初の成功体験が、次の挑戦へのエンジンになる。いきなり大きなシステムを入れなくていい。「一つの作業をマニュアル化する」だけで、世界が変わり始める。

⌚ 3. Apple Watch × AI で作業日誌をデジタル化(2026年3月)

同じ2026年3月、クリップマニュアルで手応えをつかんだひろしま農園さんが、続けて挑んだのがApple Watchの音声入力だった。打ち合わせでこう語った。

超アナログな私が、3日間、泣きたくなるぐらい頑張って

ハウスで声で記録 → Macに同期 → スプレッドシートへ。

言葉にすれば1行だが、ここにたどり着くまでの道のりは壮絶だった。ClaudeとGemini、2つのAIに交互に聞きながら、10時間以上かけて仕組みを完成させた。

✅ 自力で組み上げた仕組み

Apple Watch(音声入力)→ iCloud同期 → MacBook → スプレッドシート

作業日誌は「3年日誌に夜書く。そして忘れる」状態から、Apple Watchで音声入力 → 自動記録へ。セミナーで学び、マニュアルで自信をつけ、ついにハードウェアとAIの連携まで自力で組み上げた。

読者へのヒント

非エンジニアでも「声で記録 → AIが整理」は実現できる。ただし、最初は泣くほど大変。それでも「やり切った先」にしか見えない景色がある。

📬 4. 農業AI通信との出会い(2026年3月)── 印刷して実践してくれた人がいた

ここからは、少しだけ私自身の話をさせてほしい。

農業AI通信は、農家向けにAI活用の実践記事を発信するメディアとして立ち上げたばかりだった。読んでくれる人がどれだけいるのか、本当に役に立つのか、正直まだ手探りの状態だった。

3月19日、メディアアンバサダーの応募が届いた。そして3月25日の打ち合わせで、奥様がこう言った。

もう全てびっくりするぐらい全部できる。穴がないというか。
5分チャレンジも本当にできた。

驚いたのは、その次の言葉だった。

農業AI通信の記事を、印刷して、旦那様に渡して共有している、と。

Notionの画面を紙に印刷して、ハウスで読めるようにしている。二人なりのデジタルの取り入れ方だった。YouTubeで挫折した経験がある奥様にとって、農業AI通信の記事は「手順が明確で、穴がなくて、注意点も書いてある」から実践できた、と。

始めてよかった。

まだメディアを始めて間もない。記事の数も多くない。でも、大分県の農家で、自分の書いた記事が印刷されて、ハウスの中で読まれている。この出会いだけで、スタートした意味があった。

ひろしま農園さんは、早速、Discordにも参加してくれた。今まで使ったことのないDiscordにも果敢に挑戦いただき、最初はアカウント登録とコミュニティ参加がうまくいかず、3つもアカウントが複製されたが、何とかたどり着いていただいた。使ったことのないツールにも、諦めずに飛び込んでくれた。

印刷で紙に戻し、Discordでやり取りする── 完全なデジタルネイティブでなくても、自分たちに合った方法を選んで繋がることはできる。

読者へのヒント

デジタルツールは「全部使いこなす」必要はない。印刷して読む、音声で入力する、自分に合ったやり方を選ぶ。それだけで十分「デジタル活用」になる。

🔬 5. 機材選定の舞台裏 ── 3つのAIに聞いてみた

打ち合わせで「積算温度の可視化」というテーマが決まった。次の問いは、「じゃあ、どうやってハウスの温度を取るか」だった。

ここでも活躍したのはAIだった。打ち合わせの後、早速、3つのAIに、同じ要件で調査を依頼した。

📋 依頼した要件
  • 大分県宇佐市、ビニールハウス4棟
  • 温度を自動記録したい
  • なるべく安く、はんだ付けなどの工作は不要
  • 月額ランニングコストをゼロに近づけたい

3つのAIが、近しい答えを出した
🔷
Gemini
Deep Research
🟧
Claude
Opus 4.6
🟢
ChatGPT
5.4 Thinking
SwitchBot 防水温湿度計
ハブミニ + クラウド連携(スプレッドシート記録)

初期費用 約10,000円(1棟分)
月額コスト 0円
工作 不要(置くだけ)
通知 Discord Bot で自動通知(検討中)

3つのAIが近い結論を出したことで、私自身、「これでいこう」と迷いなく決められた。

読者へのヒント

AIは「調べ物の相棒」としても使える。1つのAIだけだと不安でも、3つに聞いて同じ答えが返ってきたら、かなり信頼できる。「セカンドオピニオン」ならぬ「サードオピニオン」。

🔜 次回予告(Vol.3「実装編」)

超アナログ夫婦が、
IoTセンサーのセットアップをやり遂げた日

SwitchBotセンサーの購入、Wi-Fiの壁、ハウスへの展開── 打ち合わせ翌日にWi-Fi中継機を即買いしたひろしま農園さんの行動力の続きを追う。新規で導入するIoTが、27年の勘を数字に変える日は来るか。

🍅

まとめ

  • 2025年11月〜2月:ひろしま農園さんが地域のAI相談・セミナー・VIP会員で学び続けた5ヶ月
  • 2026年3月:クリップ作業マニュアルをAIで作成 → いとこへの指導に成功
  • 2026年3月:Apple Watch音声入力システムを10時間以上かけて自力で構築
  • 2026年3月:農業AI通信と出会い、記事を印刷して実践(”始めてよかった”瞬間)
  • 2026年3月25日:打ち合わせでテーマ「積算温度の可視化」に決定
  • 2026年3月25〜26日:3つのAIで機材調査 → SwitchBot + ハブミニに決定

📅 AI活用のタイムライン

2025年11月 AI学習開始(大分よろず支援拠点AI相談 ── セキュリティ設定)
2025年12月 NET AIセミナー受講、農ビジVIP会員(月額1,100円)AI活用教室に月1回オンライン参加開始
2026年1月 宇佐商工会議所AI活用セミナー参加
2026年2月 O-ITA AI CAFE(生成AI実務活用ワークショップ)参加
2026年3月 クリップ作業マニュアル作成・いとこ指導に活用、Apple Watch音声入力システム構築(10時間以上)
2026年3月 農業AI通信と出会い → 印刷して実践
2026年3月19日 メディアアンバサダー応募
2026年3月25日 打ち合わせ → テーマ決定「積算温度の可視化」
2026年3月25〜26日 3つのAIで機材調査 → SwitchBot に決定

🍅 今日からできる5分アクション

スマホの音声入力で、今日の作業を30秒で記録してみよう。

Apple Watch活用も、この「声で記録する」から始まった。あなたも今日、一歩だけ踏み出してみませんか?

  1. 「メモ」アプリを開く
    (Androidは「Google Keep」でもOK)
  2. キーボードのマイクボタンを押す
  3. 今日の作業を30秒、声に出して記録する
    (例:「今日はハウスの温度が高かったので換気を多めにした」)

📂 ひろしま農園シリーズ(全6回)

  1. Vol.1
    全国金賞トマト農家の、知られざる”アナログ経営”
    🍅 公開済み
  2. Vol.2
    デジタルに縁がなかった夫婦が、Apple WatchとAIで走り出した日
    📍 今回
  3. Vol.3
    超アナログ夫婦が、IoTセンサーのセットアップをやり遂げた日
    🍅 公開予定
  4. Vol.4
    15.7℃、49% ── スプレッドシートに刻まれた最初の1行
    🍅 公開予定
  5. Vol.5
    「Wi-Fiの仕組みも知らなかった」農家が、AIに聞いて自分で問題を解決した日
    🍅 公開予定
  6. Vol.6
    同じ数字が並ぶ違和感から始まった、”信頼できるデータづくり”への新たな一歩
    🍅 公開予定
🌱

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この記事に関するご質問・ご感想をお待ちしています。




※ この記事はAIツール(ChatGPT・Claude等)を活用して作成し、編集部が内容を確認・編集しています。正確性には十分配慮していますが、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

この記事は農家の皆さんのAI活用を応援するために作成しました。
ご質問やご感想があれば、ぜひお寄せください。

© 2026 農業AI通信 / Metagri研究所

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