これからのAI活用と農家へのメッセージ
〜 危機感がないから変わらない。でも、変えたい人へ伝えたいこと 〜
全6回にわたってお届けしてきた川上牧場のAI活用インタビュー。最終回では、「AIを使ってみたいけど難しそう」と感じている農家さんへのメッセージをお聞きしました。
川上さんが語る、AI活用の第一歩とは——。
最終回のテーマ
💬 これからのAI活用と農家へのメッセージ
AI導入の最大の障壁は「危機感の欠如」。まずは日常生活から始めることで便利さを体感できる。川上さんが語る、農家へのリアルなアドバイス。
川上牧場
⚠️ AI導入の最大の障壁

川上
危機感がないのが現状なんです。現状でやっていける土台があるから変わらない。何か始めたい、変えたいという思いがないと、AIツールに触れるきっかけがないんですよね。使う人と使わない人の境目は、現状に対する課題意識の有無だと思います。
🔀 AIを使う人・使わない人の違い
- 現状でやっていける土台がある
- 変える必要性を感じていない
- AIに触れるきっかけがない
- 現状に対する課題意識がある
- 何かを変えたいという思いがある
- 新しいことへの好奇心がある
🎓 若手向けAIセミナーの経験

川上
若手向けにAIセミナーをやったことがあります。「酪農経営30年のベテランでありながら最新テクノロジーを踏襲している伝説の鬼コーチ」というおもしろそうなキャラクター設定でカスタムプロンプトを作りました。20代の新規就農者向けに作ったんですが、面白いとは思ってもらえたけど、使い始めるきっかけにはならなかったですね。

📸 セミナーで使用した「伝説の鬼コーチ」カスタムプロンプト
AIセミナーでの気づき
20代の新規就農者
ユニークなキャラクター設定のカスタムプロンプト
面白いとは思ってもらえた
実際に使い始めるきっかけにはならなかった
💡
「面白い」と感じてもらうだけでは不十分。自分ごととして意味のある用途を見つけることが、AI活用を始めるきっかけになる。
✅ 推奨する導入アプローチ
まずは日常生活から!

川上
いきなり業務ではなく、まずは日常生活から取り入れてみることをおすすめします。検索の代わりとして使い始めるのが早道ですね。自分ごととして意味のある用途から始めると、便利さを体感できます。プライベート寄りの用途で慣れてから、徐々に実務・業務に活かしていく流れが続けやすいです。
🚀 AI活用の3ステップ
Google検索の代わりにAIに聞いてみる
健康管理、家族との活動など
慣れてきたら仕事にも活用
🏥 川上さんの日常活用例(ChatGPT ヘルスケア)

川上
📸 ChatGPT ヘルスケアの活用画面

食生活の相談を入力

個人データに基づいたアドバイス
ChatGPT ヘルスケアに入力しているデータ
人間ドックの結果
ヘルスケアのデータファイル
心拍数(スマートウォッチ)
食生活のメモ
体重推移

川上
「朝と昼ごはんをスーパーかコンビニで済ませる。空腹を満たして、なおかつ自分に合って健康を維持するメニューを考えてください」と聞くと、僕のデータから分析して提案してくれます。体脂肪のつきやすさ、血糖値の上がりやすさ、筋肉の落ちやすさなどを踏まえて、ミックスナッツを推奨されました。
🛒
AIに「コスパの良いミックスナッツを探して」と聞くと、ChatGPTのショッピングアシスタント機能が価格や容量を比較して、最もお得な商品を提案してくれます。実際にそのまま購入しています。健康アドバイス→商品検索→購入まで、AIひとつで完結するのが便利ですね。
ヨーグルトメーカーも提案されました。酪農家なので自分の牧場で搾った牛乳があるじゃないですか。それを使って自宅でヨーグルトを作っています。
👨👧 子供の教育への活用

川上
子供の教育にも使っています。夏休みに帰れないときがあって、お小遣いを1週間分渡してレシートを見せてもらう、という仕組みをAIに設計してもらいました。自炊すれば食費が浮く、コンビニよりスーパーを使う方が安い、ということを学ばせる仕組みです。
📸 子供の教育へのAI活用画面

お小遣い管理システムの設計相談

夏休みの子供のお昼ご飯の相談
📚 AIを活用した子供の教育
1週間分のお小遣いを渡し、レシートで振り返る仕組みをAIが設計
- 自炊すれば食費が浮くことを学習
- コンビニよりスーパーがお得と理解
- お金の使い方を実践的に学ぶ
子供との遊びのアイデアを考える際にもAIを活用
- 天気や季節に合わせた提案
- 年齢に適した遊びの提案
- 教育的な要素も取り入れ
💡
業務だけでなく、家族との時間にもAIを活用。子供の成長をサポートする仕組みをAIが設計してくれる。
💬 農家へのメッセージ

川上
危機感がないのが現状で、現状でやっていける土台があるから変わらない人が多いと思います。でも、何かを変えたい人には、まずは日常から取り入れてみることをおすすめします。ChatGPT ヘルスケアでもいいし、検索の代わりでもいい。便利さを体感できれば、自然と業務にも使いたくなります。
🔮 今後の展望

川上
🚀 川上さんの今後の挑戦
Vibe Codingでの自動化システムをテスト
動画認識精度が上がってきたので再チャレンジ
フィードバックを反映して継続的にブラッシュアップ
📝 Vol.6 まとめ
今回のポイント
- AI導入の最大の障壁は「危機感の欠如」
- 使う人と使わない人の境目は課題意識の有無
- まずは日常生活から取り入れる(検索の代わり、ChatGPT ヘルスケアなど)
- プライベートで慣れてから業務へが続けやすい
- ChatGPT ヘルスケアで個別化されたアドバイスを活用
- 子供の教育にもAIを活用
シリーズ完結
川上牧場 AI活用インタビュー 全6回完結
酪農×AIの可能性を追求する川上牧場の取り組みをお届けしました。
- Vol.1
AI活用を始めたきっかけと最初の一歩
公開中 - Vol.2
補助金申請書類 × NotebookLM
公開中 - Vol.3
ChatGPT vs Gemini|現場で使えるAIツールの選び方
公開中 - Vol.4
確定申告 × 動画読み込み・CSVインポート
公開中 - Vol.5
研修生教育のAIマニュアル化
公開中 - Vol.6
これからのAI活用と農家へのメッセージ
最終回
💬読者の声をお聞かせください
シリーズ全体へのご感想や、「こんなAI活用を知りたい」というリクエストをお待ちしています。

