【第3回】ChatGPT vs Gemini|現場で使えるAIツールの選び方

連載
🐄 酪農家・川上哲也のAI実践録

Vol.3

農家の声
中級

ChatGPT vs Gemini~現場で使えるAIツールの選び方~

川上牧場の川上さんは、ChatGPTGeminiの両方に課金し、用途に応じて使い分けています。酪農の専門用語への理解度、経営判断のシミュレーション、そして現場でのリアルタイム活用まで。

第3回では、2つのAIツールの比較と、スマホ経由での現場での実践的な使い方をご紹介します。

Vol.3
今回のテーマ

📊 ChatGPT vs Gemini|ツールの使い分け

ChatGPTとGeminiの強みを活かした使い分け。現場でのリアルタイム活用と研修生教育への応用をお伝えします。

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川上哲也さん

川上牧場

代表
川上哲也 氏
所在地
島根県出雲市高松町
創業
1965年(昭和40年)
飼養規模
約80頭(ホルスタイン、ジャージー、黒毛和牛など)
資格
家畜人工授精師・受精卵移植師
役職
島根県牛群検定協議会会長、指導農業士
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💰 ChatGPTとGemini、両方に課金する理由

川上さんは、ChatGPT PlusとGoogle AI Pro(auユーザーの割引プラン)の両方を利用しています。

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なぜ両方に課金しているのですか?

川上さん

川上

同じ分析データをGeminiとChatGPTの両方に入れて比較しています。酪農の知識がどんどんレベルアップしていますが、それぞれ得意分野が違うんです。

🔍 使い分けのポイント

項目 ChatGPT Gemini
強み 川上牧場のことをよく知る 酪農の専門知識が深い
精度 会話の蓄積で的確に Gemini 3 Proで向上
特徴的な機能 カスタムGPTs、メモリー機能 NotebookLM
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🔬 Geminiの強み|専門知識の深さ

Geminiの強みはどこにありますか?

川上さん

川上

酪農の専門用語への理解度は、Gemini 3 Proの方が精度が高いと感じています。特にDeep Research機能は、毎日の音声配信で受ける質問のファクトチェックに使っています。ハルシネーションがないか確認してから台本を作るんです。

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Deep Researchの活用例
  • 音声配信のリスナーからの質問に対する回答に向けた調査
  • 音声配信の台本作成前のファクトチェック
  • 最新の酪農技術の収集
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🧠 ChatGPTの強み|「自分を知っている」AI

一方、ChatGPTは川上牧場の情報を蓄積しているため、文脈を理解した回答ができます。

ChatGPTならではの強みは何ですか?

川上さん

川上

ChatGPTの方が長い間、使ってきたこともあり、過去の情報蓄積もあるので、川上牧場のことをよく知っています。そのため、「うちの牧場ではこういう状況なんだけど」と説明しなくても、適切なアドバイスがもらえます。

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ChatGPTに入れているデータ例(一部)
  • 牛群検定データ(毎月の検査結果)
  • 血液プロファイリング検査データ(年1回)
  • 搾乳機械の浸透圧・空気漏れデータ
  • 青色申告の計算書
  • 経営者プロフィール・牧場情報のまとめ
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📱 現場でのリアルタイム活用

川上さんは、約80頭の牛を管理しながら、現場ではスマホで日常的にAIを活用しています。

現場ではどのようにAIを使っていますか?

川上さん

川上

飼育現場では、スマホでAIが使えるので、牛の状態が気になったときにすぐチャットで相談しています。「この症状が出る原因は何なのか」「この薬を投与すべきか」といった判断の参考にしています。

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現場での活用シーン
  • 牛の体調不良時 – 症状を入力して治療の方向性を確認
  • 餌を食べない牛の対応 – 原因の推定と対処法を相談
  • 緊急時のリカバリープラン – 予定外の事態への対応策を即座に取得
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💉 活用事例①|注射を打ち忘れた時のリカバリー

実際にあった緊急時の活用事例をご紹介します。

緊急時にAIをどう活用しましたか?

川上さん

川上

牛の受精卵を取る際に、注射を打ち忘れてしまったことがあったんです。「どうしよう」と思ってAIに聞いたら、リカバリープランを教えてくれました。結果的にうまく対応できて、卵も取れました。

AIへのリカバリー相談

ChatGPTへの質問

AIからのリカバリープラン回答

ChatGPTからの回答

💡 ポイント
現場で突発的な問題が起きた時に、すぐに相談できる「AIアドバイザー」として活用しています。
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👨‍🏫 活用事例②|研修生への技術伝達

川上牧場では、後継者となる研修生の教育にもAIを活用しています。

研修生教育でAIをどう使っていますか?

川上さん

川上

アメリカ製の哺乳ロボットを使っているんですが、取扱説明書が全部英語なんです。研修生が使い方がわからなくて困っていたので、型番を入れて聞いたら、わかりやすい手順と一緒に教えてくれました。それをコピペしてLINEで共有しています。

英語マニュアルをAIが日本語で解説

ChatGPTからの回答

📚 AIを活用した研修生教育の流れ

STEP 1
研修生から「○○の使い方がわからない」と質問
STEP 2
AIに機器の型番と質問内容を入力

AIの回答をLINEで共有

ChatGPTからの回答

STEP 3
YouTubeの参考動画と手順・利点を解説してもらう
STEP 4
回答をコピーしてLINEで共有
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🔮 今後の展望|どちらのAIを重視するか

今後はどちらのツールをメインに使う予定ですか?

川上さん

川上

理想を言えば、両方のデータを取得しながら、どちらか一方だけに課金するのが一番いいんですけどね。今の流れ次第では、Geminiに傾倒するかもしれませんが、双方、進化は絶え間ないのでChatGPTも引き続き使い続けると思います。
💡 ポイント
両方のツールの進化を見守りながら、最適な使い方を模索し続ける姿勢が大切です。
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📝 Vol.3 まとめ

🔍 ChatGPT vs Gemini 比較まとめ

観点 ChatGPT Gemini
専門知識の深さ ◎(3 Proで向上)
牧場情報の理解 ◎(メモリー蓄積)
ファクトチェック ◎(Deep Research)
現場での即時対応
研修生教育

今回のポイント

  • ChatGPTは川上牧場の情報蓄積で「自分を知っている」AIとして活躍
  • Geminiは酪農の専門知識とDeep Researchでファクトチェックに強み
  • スマホで現場活用:緊急時のリカバリープランも即座に取得
  • 研修生教育:英語マニュアルの翻訳・解説をLINEで共有
  • 両ツールの使い分けで酪農経営を効率化
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📺 次回予告
第4回

確定申告・経理業務でのAI活用

動画読み込みやCSVインポートを活用した確定申告の効率化術をご紹介。経理業務をAIでどこまで時短できるか?

次回 2026.01.23 公開予定

📂 『酪農家・川上哲也のAI実践録』記事一覧
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    AI活用を始めたきっかけと最初の一歩
    公開中
  • Vol.2
    補助金申請書類 × NotebookLM
    公開中
  • Vol.3
    ChatGPT vs Gemini|現場で使えるAIツールの選び方
    今回
  • Vol.4
    確定申告 × 動画読み込み・CSVインポート
    近日公開
  • Vol.5
    研修生教育のAIマニュアル化
    近日公開
  • Vol.6
    これからのAI活用と農家へのメッセージ
    近日公開
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